会社員Kのお勉強部屋

本の内容をメモしたり勉強記録をつけたり、思ったことを書くブログ

簡単な道と難しい道なら、難しい道を選んで失敗を取りに行こう

「自分の中に毒を持て」(岡本太郎)の本を読みました。
心に刺さったフレーズを引用していきます。

僕は、昔から三日坊主でかまわない。その瞬間にすべてを賭けろ、という主義なんだ。だから、三日坊主になるという”計画”を持ったっていいと思う。

もう一つ。「いまはまだ駄目だけれど、いずれ」と絶対に言わないこと。”いずれ”なんていうヤツに限って、現在の自分に責任を持っていないからだ。

~中略~

”いずれ”なんていうヤツに、ほんとうの将来はありっこないし、懐古趣味も無責任だ。

・何も行動しないより、三日坊主でもいいから行動したもんが勝ち、ってこと。

・現在の自分に責任を持つという考え方は、ハッとした。。。

・三日坊主でOK、三日坊主サイクルを速い速度で繰り返し回していろいろ試してみるというのは聞いたことがあったが、ここでも改めて、様々なことに手を出して続かなかったら捨てもいい、と気づくことができた。戦略的三日坊主とでも言ったところか。

・大学生時代は、意識高い学生の中に飛び込んでシンガポールインターンでビジコンを経験し挫折したり、農業をやってみたり、NPOで活動したり、一人で韓国に行ってみたり、とまあまあ行動的だったが、社会人になってからはその行動力も衰えてきたように思う。大学生のときよりもお金があるのに、興味があることはあってもなかなか手を出さない自分がいる。上記の引用は、そんな自分に響く言葉だった。

 

独りぼっちでも社会の中の自分であることに変わりはない。その社会は矛盾だらけなのだから、その中に生きる以上は、矛盾の中に自分を徹する以外にないじゃないか。そのために社会に入れられず、不幸な目にあったとしても、それは自分が純粋に生きているから、不幸なんだ。純粋に生きるための不幸こそ、ほんとうの生きがいなのだと覚悟を決めるほかない。自分はあんまり頭もよくないし、才能のない普通の人間だから何もできないんじゃないか、なんて考えてるのはごまかしだ。そう言って自分がやらない口実にしているだけだ。才能なんてないほうがいい。才能なんて勝手にしやがれだ。才能のある者だけがこの世で偉いんじゃない。才能のあるなしにかかわらず、自分として純粋に生きることが、人間のほんとうの生き方だ。頭がいいとか、体がいいとか、また才能があるなんてことは逆に生きていく上で、マイナスを背負うことだと思った方がいいくらいだ。

例えば、「会社に就職する」という一般常識的な道に進まず、フリーランス個人事業主、起業家等、自分の本当にやりたいことに突き進んでいる人は、失敗したとしても純粋に生きている証拠なんだなと感じた。

 

俗に”失敗は成功のもと”という。そんな功利的な計算ではなく、イバラの道に傷つくことが、また生きるよろこびなのだ。通俗的成功にいい気になってはならない。むしろ、”成功は失敗のもと”と逆に言いたい。その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている。たんたんとした道をすべって行くむなしさに流されてしまわないで、傷つき、血のふき出る身体をひきずって行く。言いようのない重たさを、ともども経験し、噛みしめることだ。それが人生の極意なのである。

「成功は失敗のもと」
人生万事塞翁が馬ってこと、、、?
成功しても調子に乗るなってことかな?

 

まとめ

芸術家の書く文章だからか、文章自体が芸術的だと感じた。途中、何の話やねん、という自分語りもあったが笑 そこらへんのビジネス本にはない、心に刺さる言葉がたくさんあった。
この本で総じて言いたいのは、とにかく自分が純粋にやりたいことをやって、成功する自分に奢らず、自分を壊して壊して壊しまくって、傷つけた先に本当の生がある、ということだと感じた。自分に対してドMになった先に、本当の生がある。