会社員Kのお勉強部屋

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ミニマリストの教科書「手ぶらで生きる」を読みながら、自分の生活を振り返ってみた③~物のミニマル化~

次は、物のミニマル化について。これについては、「手ぶらで生きる」や、しぶさんのYouTubeを見て影響された部分がかなり大きい。

 

 

財布は持たない

(私の勝手なイメージだが)「ミニマリストといえば財布を持たない」というのはミニマリストあるあるだと思う。私自身も、財布を持たないという概念をしぶさんをはじめとするミニマリスト動画で知り、深く影響された。現金を入れるための財布を持たずキャッシュレスで支払うメリットといえば、支払いがスムーズ、ポイントがついてお得、は誰でも思いつくだろう。私がしぶさんの本を読んでなるほどと思ったポイントは、財布は「すべてを失うリスク」が伴うということである。確かに、現金や財布は盗まれたり忘れたりするリスクがある。クレカや電子マネーなら支払いを停止し悪用を防ぐことができる。

私がミニマリストになる前の支払い事情は、基本現金で支払い、高額商品購入・ネット通販では楽天のクレジットカードで支払っていた。ただ、クレカだと後払いなので、口座から引き落とされるまで借金を抱えていることになり結構ストレスとなっていた。来月はこんなにも引き落とされるのか。。と先月の自分を恨んだり、お金を使っている感覚がなく無思考でカード切りまくったり。実際に、余裕ぶっこいて通帳がマイナスになるほど使ってしまい、危うくブラックリストに載りそうになったこともある。
しぶさんの動画を見て、即時引き落としのデビットカードにしたい気持ちが強くなり、引っ越しを機に楽天銀行口座を開設、デビットカードデビューを果たした。それからというものの普段の買い物は基本デビットカードで支払い、固定費はクレカで支払っている。即時引き落としにより正味の残高がすぐわかるのでストレスが減った。さらにクレカのポイントにプラスしてデビットカードのポイントも貯まる。固定費はもともとどれくらいの金額が引き落とされるかわかっているから、後から支払金額に驚くこともなくなった。
財布に関しては、大切な人がプレゼントしてくれたポールスミスの二つ折りがま口財布を数年使いこんでいる。とても気に入っているので、手放すつもりはなく、現金や免許証を入れている。ただ、スーパーにしか立ち寄らない日、というように確実に現金を使わないとわかっている日は無印のアルミ名詞ケースにデビットカードだけを入れて持ち歩いている(ちょっとかばんが軽くなるのと、余っていた名詞ケースの有効活用のため)。旅行に行ったり、現金を使うかもしれない日は財布を持ち歩くように使い分けている。ちなみに飲み会の割り勘や現金オンリーのお店で支払った時、中途半端に現金が残ったりするが、そんなときは小銭貯金として家で現金を保管している。
本当なら、デビットカードがアップルペイに対応してくれたら、デビットカードも持ち歩く必要がなくなって理想的なキャッシュレス生活になるんだけど。。
最近は新サービスも出てきていると思うので、ちょっとここらへんのカード事情は検討の余地があるかも。とりあえず今の運用で今後も進めていくけど。

 

私服の制服化

これもミニマリストにとってはほぼ当たり前の概念だろう。中途半端な気持ちで買った服をなんとなく不満を持ちながら着るのではなくて、考えに考え抜いて、自分が大好きで着心地がいい一軍だけをそろえて、毎日その服を着る。

この概念を知ったのはやっぱりミニマリスト動画だ。
私服を一軍だけに揃えるために、ほとんどの服を捨てたり売ったりした。
今では、仕事用普段着は冬用/夏用それぞれ2-3着セット、休日用普段着は1セット、パジャマ兼部屋着2セットで回すようになった。仕事着用ではGU/ユニクロ/無印のシンプルな服で揃えて、休日用はファストファッションでは売っていないような、自分のお気に入りのおしゃれな服1セットを持つようにしている。
私服の制服化をしたことによる変化は、
・朝の決断疲れがなくなったこと。
・服の素材にこだわるようになったこと。

特に、素材を見るようになったのは大きな変化だ。毛玉ができにくいニットや、洗ってもしわになりにくいシャツを選んで、手入れが少なくなるべく長く着れそうなものを持つように意識が変わった。

 

限定物ではなくて定番物を買う

私がこの話を読んで自分の定番にした物は、しぶさんと同じGUの黒スキニーだ。GUの黒スキニーパンツの70サイズを二枚持っていて、仕事着用or休日用にほぼ毎日履いている。長く履いていると膝の部分がボコッとなってくるが、洗っても色落ちしにくく、ストレッチも利いていてお気に入りだ。
この話でなるほどと思ったのは、「定番物はいつでもどこでも手に入る」ことである。確かに、定番物を自分のお気に入りにしておけば、旅行先でも引っ越し先でも、季節外でもいつでも買える安心感がある。これは私にとって新しい考え方だった。

 

レンタル・シェアを使いこなす

都市に住んで街にあるサービスを利用しまくったり、オンラインサービスを使いこなせば所有せずとも恩恵を享受できるという考え方もしぶさんから学んだ。私が利用しまくっているのはブックカフェとメルカリとアップルミュージックとアマゾンプライムビデオ。気になる最新本で2-3時間で読めそうなものはブックカフェで休日に一気に読む (図書館もたまに利用するが、最新の本は予約がいっぱいですぐ読めないことが多い)。じっくり読みたい本、ブックカフェで読み切れなかった本はメルカリで安く買ってメルカリで売って手放す。アップルミュージックは、数年前のようにCDという形で音源を買わなくても、全曲フルで聞き放題で、さらに音源リリース直後にすぐ音楽を聴ける。気に入らない曲はライブラリに入れなくていいし、好きな曲だけ自由に揃えられる。アマプラでは、見たかった韓ドラや映画を好きな時間に好きなだけ見ることができる。
レンタル・シェアサービス、サブスクリプションサービスによって、必要なときに必要なだけモノを利用できるのは本当に便利な世の中になったものだ。この時代に生まれてよかった!

 

そのモノを持つ理由を明確にする

ここで書かれていたのは、「ミニマリストだからといって、なんでもかんでも小さいモノを持つのではなく、自分の最優先事項を強調するためのモノを持つことが大切」「ミニマルにするために大きいものを持ったっていい」だという話である。
つまり、そのモノを持つ目的を明確にしよう、ということだと思った。他の人が見たら「それ本当に必要なん?!」と思うものでも、自分にとって必要である理由を深く明確に語ることができるなら、もうあなたはミニマリスト!'(もちろん趣味のものなど、理由はないけど大好き、も明確な理由だと思う)

 

モノを買う時は手放し方まで考える「出口戦略」

『僕の考える物の理想の出口は、「売る」「譲る」「使いきる」のどれかだ。悪い出口は「捨てる」ことで、「使わないのに、持ったまま眠らせる」というのも同じくらいよくない。』これも、しぶさんから学んだ考え方である。高価で高品質なものを買っておけば、後から売るにしても値段がつくから結果的に得をする、というのも納得できる。(私は根っからのケチなので、しぶさんのように高価なものを買って使って売って、、を繰り返す勇気はまだないが。。)

この考え方を知ってから、服を買う時など、手放し方を調べるようになった。私が短期間でよく手放すのは服なのだが、ユニクロやGUで買うようにして店舗のリサイクルボックスを利用、ファーストリテイリング以外で買った服でも、H&Mの店舗であればどこのどんなブランドの服でも無料でリサイクルとして引き取ってくれることを知り、そこへもっていくようになった。本をメルカリで買って、読み終わったらまた同じようにメルカリで売るようにもなった。メルカリで売れないような消耗品でも、捨てるのは良くない出口だし、もったいないので、気に入らなかったとしてもむやみにすぐ捨てるのではなく、なるべく使い切るようにして、後で何が気に入らなかったのかを振り返り、同じ失敗をしないように注意するようになった。

 

購入時に常に問いかける「それを買ったらどれくらい自分への投資になる?」

『まずは「本当に必要か」を吟味して買うこと。そして、買う時には「不要ならば売れる」物を選び、必要がないとわかった時点で早く売り抜けること。』
実際、ミニマリスト思考になってから、食品や日用品以外の買い物について、一回の購入をよく吟味するようになった。服なら何回も試着したり、それを買った後の自分を想像してみて今より生活が良くなるか、考えるようになった。後のトピックにも出てくるが、迷いすぎたら迷っている時間が逆に無駄なので、ある程度投資になるのでは?と見込んだらとりあえず買ってみることも意識している。ただ、不要だと思った時点ですぐ手放すのがまだなかなかできていない。どうしても買った責任を感じてしまって使いきろうとしてしまう。買って使って振り返って使いきって手放す、を繰り返し、ゆっくり見る目を養っていきたい。

私が大切にしているのは、「まずはローコストで最大限の満足を受けられそうなものを選ぶ」こと。自分が思う「ローコスト」とは、服でもモノでも日用品でも、だいたい5000円代以下のもの。あんまり満足できなかったとしても、後悔の傷が少なくて済むな、と思う値段である。こういう基準を決めておいてもいいかもしれない。

 

トライ&エラーを繰り返して直観でいい物を判断できるようになろう

悩む暇があったらさっさと買って、やっぱりいらないと思ったらすぐに手放し、原因分析を繰り返す。そうすることで、経験値が積み重なり、今後の失敗が少なくなる。
実践していることとしては、服を手放すときに当ブログで「買った理由」「手放す理由」を言語化するようにしている。なんとなく買う、なんとなく劣化したから捨てる、がなくなった。

 

消費と生産のバランスを取ろう

『消費活動=お金を払って「与えられる側」になること、生産活動=自分で生み出して「与える側」になること』消費活動で快楽を得るのは不健康だという。
確かに、YouTubeをひたすら見ていたらいつの間にか一日終わっていたりすると、なんともむなしい気持ちになるし、一日無駄にした虚無感が半端ではない。ただ、先日しぶさんのビジネスパートナーである某YouTuberが、「生産と消費のバランスを取ることが大事」と言っていて、なるほど、消費も悪いわけじゃないと思った。消費が完全に無駄ともいえず、好きなアイドルのライブ映像を見てストレスを発散するのも大切な時間。一日中消費ばかりするのがよくないのであり、生産、自己投資する時間も持つことによって、一日をもっと充実させることが大切だと最近学んだ。
私の消費活動は、YouTubeで好きなアイドルの動画を見ること、映画を見ること。
生産活動/投資活動は、プロゲートでプログラミング学習、ブログ執筆、VBAでプログラムを組むこと、ヨガをすること、読書すること。
このご時世の引きこもり生活でも、消費と生産をバランスよく取り入れて日々を充実させるようになった。

 

 

お次は、体のミニマル化について!